全長1.95m、2本追い継ぎの鯵ビシシャクリ竿です。
錘負荷は25-60号になります。
手元は淡竹に水牛角の石突き、胴は布袋竹、穂先はグラスソリッドを使っています。
口巻は乾漆仕上げとなっております。
手元にはパイプシートリンガー付き18を装備、トップガイドはSICを使用しています。
以下製作者の和竿工房やすさんのコメント
最近の釣りは、以前に比べリールとPEラインの進歩が著しいため、細い道糸と軽い錘で釣る、ライトタックル釣りが主流になってきています。
この風潮に合わせたLT竿です。
全長1.95m、グラス穂先、穂持は九州産の上級布袋竹、手元は千葉産の淡竹根無を使用して仕上げました。
この竿も、電動リールを念頭にリールシートはトリンガー付きのパイプリールシートを取り付け、グリップ周りは麻糸に飾の等を加えて滑り止め加工を施しました。
更に、継部分は大物に強い追い継といたしました。
仕上は、乾漆を使用した本漆研出仕上げです。 少々地味ではありますが、年が経つ毎に乾漆の色が濃く出て美しくなっていきます。
ガイドは岡田製作所のSICトップにハードガイドを加えて取り付けました。
石突には、水牛の角を磨き上げて使用しています。
竿の調子は、6:4の軟調で、通常のLT釣りに使用する錘(40-60号)に対応できるようになっています。 従いまして、LTでの、鯵釣り・真鯛釣り・太刀魚・イカ釣・イサキ釣り等々マルティプルに対応する、是非とも手元に置きたい優れた一竿です。
和竿は多くの作業を経て完成しています。
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